1770年3月5日にボストンの旧州会議事堂(Old State House)前で起こった事件で、イギリス軍が植民地のボストン市民に対して発砲し、5名の民間人を射殺してしまう事件でした。
当時、植民地側は本国議会に議員を選出しておらず、自分たちの意見を述べることが不可能でしたが、本国議会が植民地の同意なしに勝手な判断で課税などを行っていました。
そういった背景の中、植民地の人々とイギリス軍との間の緊張が高まり、些細なことから暴動が引き起こされ、この事件につながったとされています。
この事件はアメリカ独立戦争への引き金となった事件の一つです。
(写真はボストン虐殺事件の現場となった旧州会議事堂)
ボストンの観光箇所として大変有名なフリーダムトレイル。
「トレイル」というのは「道しるべ」という意味がありますが、そのフリーダムトレイルと呼ばれる赤い線は全長約4キロメートルあり、ボストン市内にある16個の史跡を全て繋いでいます。
そのため、その線を辿りながら歩くことによって、アメリカ独立に関わった様々な建物や記念碑などの16個の史跡を、迷わず見て回ることができるとても便利な目印です。
そのフリーダムトレイルの史跡の中の一つに「Old State House」(旧州会議事堂)があります。
こちらは、今現存するボストンの公共の建物の中では、一番古い建物とされており、1712年から1713年にかけて建築されました。
そして、そのOld State Houseの目の前にボストン虐殺事件の跡地が作られています。
今年も3月8日(土)夜7時から、そのボストン虐殺事件跡地(旧州会議事堂前)にて、ボストン虐殺事件の再現イベントが行われます。
毎年、3月の初旬に行われているイベントで、当時のイギリス軍や民間人の格好をした人たちが事件の様子を再現。
このボストン虐殺事件でのイギリス軍の発砲は、アメリカ独立戦争に火をつけた火花だったと多くの歴史書では表現されています。
そんな歴史的瞬間の再現の場に立ち会い、アメリカの発祥や歴史に触れてみるのはいかがでしょうか?
イベントの詳細については下記のURLをご参照ください。
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