タザ・チョコレートは最高品質のカカオを石臼で挽き、なるべく人の手を加えず、カカオそのままの美味しさを味わって欲しいという彼の情熱から実現したチョコレートです。
メキシコで味わったチョコレートの美味しさに感銘を受けたアレックスは、自分の工場を作りたいという発想に至り、自作の石臼を手堀りで作る為、オアハカでわざわざ修行をつみ、アメリカに帰ってから自宅のキッチンで最初の試作品を作ります。
そしてタザ・チョコレートの共同創業者であるアレックスの妻、キャスリーンはパッケージのデザインなどで夫に貢献しました。
2006年にマサチューセッツ・サマービルに工場を建設。
彼はオアハカでの修行で学んだ石臼や、イタリア製のもみ殻選別機、ドイツ製の赤いシロッコ・ロースターと呼ばれる焙煎機など、伝統的・もしくはビンテージ品、一昔前の味のある器具などを集めました。
器具も揃い、とうとう夢が実現しそうになったところで、チョコレート作りで一番重要な「カカオ」の入手が大変困難だということに気がつきます。
ブローカーから購入した豆は品質が悪く、一貫性がなく、ブレが多い物ばかりでした。そして何といっても、支払った金額のほとんどがブローカーによって取られ、カカオ農家には十分な額が渡されていませんでした。
より良い方法を求める為、アレックスは中央アメリカや南アメリカ、カリビアンなどを旅して回り、直接仕入れができる農家を探します。
そうしてようやく、アレックスは農家との、確実で直接的な関係を構築することこそ、タザ・チョコレートを実現させる豆を入手するための鍵であると学んだのです。
タザは見返りとして、市場価格よりも更に上乗せした額を直接農家に支払いました。
アレックスは現在、ドミニカ共和国、ボリビア、ベリーズなどの国々の農家たちと直接貿易を行い、契約農家から直接豆を仕入れています。
サマービルにある彼のタザ・チョコレート工場では、月曜日以外、毎日工場見学ツアーが行われています。
参加費はたったの5ドル。ただし、事前のご予約が必要です。
ツアー参加者はタザチョコレートの作られる過程をより詳しく知る事ができ、サンプルもお試しいただけます。
伝統的なメキシコの製法で作られた、こだわりのあるユニークなチョコレート。ボストン土産として、購入されてみてはいかがでしょうか?
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